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「あらあらうふふ」
「殺す…由夜、もはや貴様を生かしておけん」
「由夜、フォークで頭刺しても死なないわよね?」
「静恵さん、あなたはウンディーネじゃあありませんよと…そして綾、確実に頭蓋骨が割れそうだからやめてください…ひゃあ」
俺がみんなに色々言っていると沙羅が塞いだ手のひらを舐めてきた。
なんだか生暖かい感触と嬉しさを…じゃねえよ、慌てて手を離した。
「うん、甘かったな由夜の手は」
「馬鹿じゃないの…ねえ、いまさあみんな宥めようとしてたのに台無しじゃん…ほらあ」
綾と天沢が無言でこちらに向かってくる。
とりあえず天沢には地獄をみせてやるが、綾にはそうはいかない。つ、つうかなんで綾は怒っているんだ。
確かにニーソを懇願したりしたがそれは昨日のでチャラなはずだしそんなことから解放されたのだからむしろいいはずだ。
「とりあえず天沢、こっちにこい」
「はあ?意味分かんねえよ」
「俺、ずっとお前のこと…」
少し照れくさそうにそう言った。
同調するように顔を赤くした天沢。
「由夜……じ、実は俺もお前のことずっと前から…」
うわ、本当におぞましいなコイツ。
射程圏内に入った天沢を渾身の右レバーブローで眠らせてやった。
天沢、次生まれてきても友達にはならないからな。
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