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顔洗ったり朝飯食べたりして早速レッスンスタート。
「ふむ、案外国語と歴史は大丈夫そうだな」
「うん。文系はわりといけそう」
とりあえずやっとけと渡されたプリント…明らか手書きだし。
「国語と歴史はそれをやっておけば問題ないはずだ…数学、化学、英語は私が明日じっくり教えるとして…どうかしたか由夜?」
「いや…べつに」
実に読みやすいし問題も絞ってある。しかも手書きだぞ…パソコンなら早いのに。
それにいつ作ってくれたんだ。
「大丈夫か?」
沙羅が俺に顔を近付けた。沙羅はいつもと同じく美しいが少しクマが出来ている。そうか俺なんかのために夜中に起きて作ってくれたのか。
なんだか胸が熱くなる。
「沙羅、なんか俺にしてほしいことある?」
「結婚とか子作りか?」
「それは無理…なんか他に」
「ふむ……なら君とデートしたいな」
デートか…まあいいだろう、それぐらいなら。
「よしわかった…テスト終わったらテスト休み中にするよデート」
「そうか…ふふふ、君とデートか。なんだか嬉しさのあまり君になにかしたいんだが…」
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