~第四章流れ的にテスト勉強とか~

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「なら無理だな…といいたいところだが、大好きな由夜からの頼みだから受けないといけないな」 「あ、ありがとう」 確かに代償もなしに沙羅の時間を俺のために使わせるのはどうかと思う。 これでも最近は沙羅にはかなり優しくしているしなるべく無下にしないように努力をしている。 「なら早速始めようか」 「えっと…代わりと言ってはなんだけどテスト終わったらデートじゃだめ?」 一応最大の譲歩。キスやらは無理、かといってなにも返さないのはおかしい。 「しかしいいのか?鎖とか付けた部屋のラブホテルは案外高いと聞くぞ?」 「はいはい、じゃあご指導お願いします」 「うむ、なら今から下見にいこう」 「勉強に決まっているじゃないか」 やっと勉強が始まった。 まあでも最近こんな生活だがつまらなくはないな…むしろ楽しい。
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