~第四章流れ的にテスト勉強とか~

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「いや違うぞ私の由夜。そこは質量保存を使ってだな」 「ああ、そうだった…それより沙羅、その後ろから抱き着く感じはどうにかならない?」 「口を動かすより頭を動かした方がいいんじゃないか」 正論だけど…まあいいか、教えてもらう立場だしね。 言われた通りの公式を探して計算する。つうか沙羅の教え方は本当にわかりやすい。 「沙羅は勉強しなくていいの?」 「私は大丈夫だ。それより次から間違えたら首筋に噛み付いていいか?」 「それはやめてください」 ふう…だが待てよ、沙羅は俺を追い込んで背水の陣をひこうとしているんじゃないだろうか。 だとしたら教えてもらう立場の俺が口答えするのはお門違いじゃないか。 「いやまってくれ…わかった、間違えたら首筋を噛んでくれ」 「なにっ、いいか」 決してこの前やられたのが気持ち良かったとかそんな思いはないことを誓いたい。
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