~第四章流れ的にテスト勉強とか~

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「ふう~」 体を洗い終え湯舟に浸かると全身から力が抜けていく。 これだ、俺の求める極楽はここにある。 あまりの気持ち良さに寝そうになるけどふと浮かぶことがある。 静恵さんのことだ。あの人は早く起きて朝は家事をして夕方になる一歩手前ぐらいまで仕事をしている。 そしてまた家事をして寝る。 「沙羅っていう家族も増えたわけだし家事も多くなるわけだよ…やっぱり手伝いたいな、静恵さんを」 どうせ断られるけど決めた、手伝う。 倒れられたりしたら困るしなにより静恵さんは頑張りすぎてる。 少し前静恵さんに尋ねたことがある。 「ねえ、静恵さんはなんでそんなに頑張るの?」 すると彼女は特に表情を変えなかった…が、出た言葉には悲しみがあったのを覚えている。 「頑張ると嫌なこととか忘れられるからかな」 その時の俺はなんだか気まずくなり適当な返事で返したんだっけか。
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