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その後もプライベートレッスンが続いたが、俺はなんとか堪えきった。
「続きは明日だ…よく頑張ったな由夜、褒美に私を…」
「ありがとう、明日もよろしくね…おやすみ」
これ以上付き合うのはさすがに無理だ…もうバクンバクンの心臓が破裂しかねんしな。
そそくさと整理をしてベッドに入った。
「ふむ、鉄壁だな由夜は。だがそんな君を崩せたら大変なことになるのだろうな…私も頑張るぞ」
なんか勝手に意気込んでるけどほおっておこう。
無論ベッドはなるべく開けるように横になっている。
「なんだかんだ言って君は私と寝たいのか?」
「まあこれが日常になりつつあるからね」
もう沙羅にはあまり強く言うのは本格的にやめる。恥ずかしいのは仕方ないけどやっぱり沙羅は優しいし好意だってわかるしね。
「嬉しいな、君にはもう私と楽しく暮らすビジョンが見えてるみたいだな」
その問いには答えずに目をつむった。
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