8人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
甘い時間はすぐに終わりを迎えた。数分すると沙羅は顔を離した。
「君は無理矢理だというのはやはり喜ぶのだな」
「そ、そんなことは……つうかなんで静恵さんは傍観決め込んでるんですかっ」
「だって由ちゃん、にやけてるわよ」
ぐはっ、俺ってやはりそういう類いの人間なのか。
自分で言うのもなんだが紳士的だと思っていたのに…。
「全く由夜どうしようもない変態だな…だけど安心しろ、私が死ぬまで君と一緒に居てやるからな」
「あ、ありがとう」
仕込まれているのか俺は…まさかこうやって調教されているのか。
なにはともあれ体を起こして朝ご飯だ。
「静恵さん、由夜の子が欲しいんだが…」
「まだ早いんじゃないかしら…せめて卒業するまでは避妊したほうがいいと思うわよ?」
「いや違うんだ。私が妊娠したという事実に由夜が苦悩し決断するところがみたい」
「さすがにそれはないんじゃ…」
「由ちゃんは優しいし頼りがいがあるから学校やめて働くわよ?」
「確かに…それは困る、妊娠はまだ先か…あと由夜を自分から私を求めるようにしたいんだが…」
「俺に盛りのついた犬になれと…」
「大丈夫よ、由ちゃんは奥手だから沙羅ちゃんが何度か無理矢理やって突き放せば自然とそうなるわよ」
完全に俺は無視され卑猥な会話は続いていく。
静恵さんはやはり同性である沙羅の味方なのか。
最初のコメントを投稿しよう!