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昨日は沙羅が寝てしまったため俺も寝た…起きたら朝で、隣に沙羅いないから着替えて下に降りたら朝飯してた…つうかかなり早いな、起きたの。
まあでも挨拶運動あるから遅れなくて済むのはいいけど…。
「沙羅ちゃん、大丈夫?」
「問題はない…ありがとう静恵さん」
俺は会話には加われないのは知ってるからスルー。つうかもう静恵さんに言ったのかな、沙羅は…。
「でも沙羅ちゃん、今日はあんまり無理しちゃだめよ…そして由ちゃん」
「は、はい」
いきなり話を振られたのと少し静恵さんが怖い表情のせいで怯んだ。
「初めての沙羅ちゃんに言葉責めするなんて人としてどうなの?」
「あ、いや…それは…。な、なんというか…沙羅にいつも優位にたたれてるから反骨心というか、愛情の裏返しで…別に性癖じゃないです」
「だそうよ、沙羅ちゃん」
「すまない静恵さん…うむ、やはり昨日由夜はただの気まぐれか…由夜、私は君に束縛されたいんだが…」
なんだ、ただの沙羅の疑問解決か…沙羅は喋ったみたいだがあまり気にしないことにしよう。
それより演技だとしても人としてどうなの、なんて酷い。
「俺は多分ノーマルだよ」
「すまない、由夜…ただ知りたかったんだ。怒っているか?」
横にいる沙羅が覗き込むようにこちらを見ている。
不安そうな表情はなにか俺の大事なところを崩しにかかりすぐに崩壊して、立ち上がり後ろから抱きしめていた。
「怒るわけがない…愛しているよ」
「ふふふ、何度言われてもキュンとしてしまう…私も由夜が大好きだ」
「お熱いところ申し訳ないけど由ちゃん、頬っぺたアザになってるわよ?」
「今更ですかっ」
案の定沙羅に蹂躙された頬は赤く、かなり目立つアザとかしていた。
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