~第十二章山篭もり~

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夏休みも折り返し地点、沙羅とのラブラブな生活は続いている。 喧嘩するほど仲が良いというが俺と沙羅の間にはほぼ無い。 どっちかが数秒で折れるからさ。 しかしどうだろう、目が覚めて何故かテントに居て、外に出ると周りが木しかない状況にキレない人間がいるだろうか。 「なんで沙羅もいないんだよっ…つうかジャングルかよっ」 なんかテンパってツッコンでしまった。 いやいやなんで誰もいないんだよ。 明らか沙羅がしでかしたことだろ。 だったらなんでその元凶の沙羅がいない。 「放置プレイかよっ……………返答ねえし、当然かっ」 なんだ、この神的展開。 寂しいし悲しいし苦しいぞ。 多分だがこれは山で特訓する山篭もりとかそんなイベントだろうな。 最近イベントらしいイベント起きてないしな。 まあなんだ…その…に、妊娠とかそういう重いイベントじゃないからいいけどさ…仮にそれなら即働くから問題ではないか。
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