ヴァンパイアの血を受け継ぐ子

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都会から 少し離れた場所に 大きなお屋敷がある そのお屋敷の 大きな庭に 揺りかごに入った 赤ちゃんが ぐっすりと寝ている その横には まだ10代ぐらいの 幼き少女が 赤ちゃんの小さい手を 握り 泣きそうな顔で 見つめて 「ごめんね」 と言って 赤ちゃんの 小さい手を握り 見つめている その時 白髪混じりの スーツを来た 年配の男性が来る 「お嬢様お迎えが 来ました。 ご用意を……」 「大宮さん もう少しだけ…… この子と 居させて…… お願いします。」 少女は その男性に頭を下げた。 「わかりました。 少しだけ……」 男性は そう言うと 庭から出て行った。
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