2人が本棚に入れています
本棚に追加
都会から
少し離れた場所に
大きなお屋敷がある
そのお屋敷の
大きな庭に
揺りかごに入った
赤ちゃんが
ぐっすりと寝ている
その横には
まだ10代ぐらいの
幼き少女が
赤ちゃんの小さい手を
握り
泣きそうな顔で
見つめて
「ごめんね」
と言って
赤ちゃんの
小さい手を握り
見つめている
その時
白髪混じりの
スーツを来た
年配の男性が来る
「お嬢様お迎えが
来ました。
ご用意を……」
「大宮さん
もう少しだけ……
この子と
居させて……
お願いします。」
少女は
その男性に頭を下げた。
「わかりました。
少しだけ……」
男性は
そう言うと
庭から出て行った。
最初のコメントを投稿しよう!