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グルグルと少し納得のいかないような澱んだ気持ちの処理に困っていると、ピリッとした視線があり、顔を上げる。
あ、小野塚先生……。
ぺこっと軽い会釈をしてみたが、向けた視線は無かったことにされ平然と自分の席に座っていく。
行き場の無い視線に数秒固まる。
えーちょっと無視ですか!?それって社会人としてどうなの!?もーなんなの!
「で、サポート役に誰か付けるか?」
ボクがいらないところでジタバタしているうちに話しはどんどん進んでいたようだ。組織内の話しなのでボクがいて良いのかどうなのか迷ったが、ここから横槍を入れて失礼するわけにもいかないので極力空気になる。
「そうだな。私としては、小野塚先生なんてどうだね?新任だが TTの説明などもしやすいだろ?実際チームを組んでる2人が説明すれば説得力もあるしな。君をサポートできるのはうちの中では小野塚先生くらいだからね。どうだね?」
「じゃあ、雪で」
“はぁ!?”
思わぬ人選に教科長と声が被ってしまった。
「な、何を言ってるのかね成瀬先生!」
「だからサポート役だろ?今日の。それなら俺は如月先生を選ぶ」
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