scene009

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じっとしてるのも落ち着かなくて、そわそわしてしまう。早く終わらないかなぁと願った所であの3人の話しが終わるわけではなさそうだ。 チラッと時計を確認する。 「俺はそのやり方は認めません!あんなの生徒にとっても良いとは思えません。生徒は実験モルモットじゃないんですよ!」 「君の言い分も分かるが、これは決定した事だからね。まぁ結果が出れば元の体制に戻すつもりだから待ってなさい」 あんなに感情を表した小野塚先生は初めて見た。聞いちゃ駄目だと思っていても耳が勝手に声を追ってしまう。 教科団内で揉め事かな?じゃあなんで五十嵐先生もいるんだ?数学科も関わってるとか…でも普通教科長が出てくるよな。五十嵐先生役職ないし、関係ないか。ん?もしかして内緒で付き合ってるとか!?恋人を支えに来てるとか!?…………ダメだ……苦手な2人過ぎて脳内が拒否する。鬼畜インテリ攻め無邪気美人受けとか響きだけは稀に見るご馳走なのに!!ボクは腐男子失格なのか、 「でも成瀬先生は教科長のお考えとは違う結果を出そうとしているんじゃないですか?3年のこの時期に生徒を混乱させるような事は最善ではないはずです。特に3-Aは困惑しています。私情に生徒達を巻き込むおつもりですか?」
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