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「いきなり辛辣!……てか先生も副会長就任でキャラ変って聞きましたけど!?先生も詰め甘いですから!」
「ボクは入学から猫被りはしてました!姉さんに言われてだけど。まぁ灰から言われてまた変えたけど……」
「あんた自我はないんですか!?」
バンバン机を叩く夏くんが煩い。20mは離れたい気分だ。
「…生徒会室の仮眠室もキッチンも体育祭も風紀との溝もボクの自我があってからこそなんだけど」
「それ先生の私欲でしょ!まぁ先生学生時代はめちゃくちゃでしたもんね」
まるで一緒に生活してきた同級生のような口ぶりである。まぁその一緒に過ごしてきた人から夏くんは情報を上手く聞き出したんだろう。
「……そんな事ない、はず」
ジト目の夏くんに耐えきれず急いでその2つを手で塞ごうとしたら見事にヒットしてしまい。「目がぁ目がぁっ…!」とソファーでのたうち回う夏くんが出来上がった。決して狙った訳じゃないが謝罪をする気にはならなかった。
「ありがとう夏くん元気でたよ。もう少しの間ボク頑張るね」
「うぅ゛……目がぁ」
早く会いたいな。
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