死んだはずじゃあ

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火属性が欲しいんですけど僕のイメージじゃ、その中二病の時に考えて付き合いの長い剣は創造しないと作れないんじゃないかと思って。 『確かに……無理ですね。ですが、こうしましょう。あなたには魔力を段階的に増加させるように多重の封印を施しましょう。そして、あなたの求めている剣は剣と魔法の世界では、魔剣と呼ばれているので、あなたは努力して限界を越えて少しずつ魔力封印を外しながらその魔剣を探すのです!どうですか!?』 なんか、神様のテンションが上がってきた。でも、それなら良いかも。 『髪の毛や眼の色は火属性だから赤ですね。体格はそのままでも十分です。普通ですから』 普通!?何か心にくるわ 『ちなみに身体中の毛という毛が赤色になりますので驚かないで下さいね?』 分かった。 『ものわかりが早くて助かります。さて。名前なんですけど、ファミリーネームだけでも変えませんか?志倉では目立ってしまいます』 嫌だ。それだけは譲らない。大丈夫です。葬式の日には偽名を使います。それに最初は目立つような真似をしませんよ。 『分かりました。それでは志倉蓮を私の管理する剣と魔法の世界“シリウス”へと転生させましょう!あなたの属性は火属性のみ、魔力は段階的に封印。初めは魔力量5万~startです』 不老不死は望まないけど少しくらいは身体強化お願いします。 『もちろんです。足下にご注意下さい。何かお困りならばいつでも私を呼んでください。私はクレハと言いますから、以後よろしくね』 声しか聞こえていなかったのに、最後だけ姿を表すなんてびっくりだよ。金髪な綺麗なお姉さんだなんて、天使みたい。 そんなとき、足下に幾何学的な紋様が表れて、そこから穴が開く。 『お姉さん?ありがとうね、それじゃあ、シリウスでの旅を楽しんできてね!』 体が浮く。浮遊感に包まれたのも束の間。 えっ!? 「おっ、落ちるうううううううう!!!」 僕の剣と魔法のLIFEが始まった。
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