第1レーン*憧れのフォーム

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全然味方してくれないのに陽凪は頬を膨らます。 「そう言えば陽凪、M科やろ?  そっちも男子多いクラスやけど、どうやった?」 「どうもこうも、MはEより女子少ないけどね。  というか私だけだし…M1の女子。」 陽凪の今日1日の衝撃的な出来事その2。 同科同学年で自分しか女子が居なかったこと。 教室に入った途端に降り注いできた、男の層の圧力…。 教員も男、同期も男。 分かってはいたが、ここまで圧が強いと入る場所(学科)を間違えたと思ってしまう。 「これは、遅刻した罰なのか…」 そう何度も胸の中で叫んでいた。
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