~第8話~ 『夏だ!海だ!危険だ!』

34/50
前へ
/393ページ
次へ
「いや、そういうのは夏野とか凛、紫帆に頼めば良かったじゃねぇか」 「つい家で塗ってくるの忘れたな。頼む……それとも嫌か?」 嫌じゃないけど、男としてあまりそういうのは恥ずかしいんだが。 「……しょうがねぇからやってやる。ほらここに寝ろ」 「助かる♪」 后ノ宮がうつ伏せになり、水着の紐をほどく。 うわ~……。后ノ宮の肌って綺麗だな。 つい釘付けになるほどの純白な肌。 「どうした?。私の体が気になるか?」 「そんなんじゃねぇ……!」 「ふふ、冗談だ♪」 「ったく……」 俺は手のひらに日焼け止めのオイルを出し、温まるまで手を擦っている。 「じゃ、じゃあ行くぞ」 手は后ノ宮の背中から始まり、まず肩辺りを塗る。
/393ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1210人が本棚に入れています
本棚に追加