~第8話~ 『夏だ!海だ!危険だ!』

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「ふう………」 一口飲んでため息を吐いた。理由は分からない。 とにかく何か引っ掛かるんだよ。気持ちが晴れないというか。カウンセリングでも受けようか。 そう思いながらまた一口飲む。するとパタパタとスリッパの音が聞こえた。 「凛…!」 「光くんも寝れないんだ。一緒だね♪」 凛はそう言いながらジュースを買い、座っている長椅子の俺の隣に座る。 「どう?。楽しかった?」 「まあな。楽し過ぎて疲れたよ」 「……私ね。こういうの初めてだよ。光くん以外と居て楽しいって思ったのは」 「そうか………」 「昔は、光くんとしか話さないし、私以外の女は要らないって思ってた」 今思えばとても怖かったけどな。
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