~第10話~『夏の終わりと浴衣』

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つ、着くの早くなっちゃった………。どうしよう…… 私、神崎紫帆は一人駅でそう思った。 まあ、もうそろそろ私と同じ人が来るでしょ。うん絶対にーーー 「お、紫帆!」 「こ、光くん……!」 向こうから確かに光くんがやって来た。 「俺一人じゃなくて良かったよ。……そういえばお前浴衣か……」 「う、うん♪。どう似合ってる?」 「ああ。凄く似合ってるよ♪」 「そ、そう?。良かった♪」 笑顔で照れを隠す。もう光くんって素直な所が良いんだよな~。 それから私と光くんで、時間の6時ぐらいまで喋っていた。
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