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俺は腕章を付け、一年の階、1年3組に向かっていた。
3組の前に生徒がいた。ちょうど良い、あいつらに聞こう。
「ちょっといいか?」
「は、はい何の用ですか?」
「このクラスに月枝 雫<ツキエダ シズク>って子はいる?」
「ああ、月枝ならあそこにいますよ」
指を指す方を見る。あの子が月枝か。
俺は教室に入り、その子の所まで行く。
「月枝、ちょっと話があるんだが」
無言で頷くと、俺と一緒に屋上に向かった。
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