~第15話~『最後の年』

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「光先輩!」 ドアが開いた瞬間、靴を脱いで何故か俺に飛びついてきた。 「先輩がいじめる~!。助けて下さい!」 「ちょっと!。そこ離れなさいよ!」 「今は私と光先輩の時間です。邪魔しないで下さい」 「おいバカ……!」 「さあ、続きは部屋で♪。行きましょ」 ヒュンッ……! 「!?」 反応が遅れたせいか、ナイフが壁に刺さった事がわかったのは数秒後だった。 「予備はいくらでもあるわ。多く持っておいて正解だったわ」 「光先輩下がってて下さい」 月枝は床にあった弓と矢を持つ。つうか、いつの間に持ってたんだよ。
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