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「后ノ宮!。天城だ」
「入れ」
俺は風紀委員室に入った。
「もしかして仕事中だったか?」
「いや、たった今休憩していた所だ。まあ適当に腰を掛けてくれ。今お茶を出す」
「風紀委員も大変だな」
「まあな。だがそろそろ私たちの役目も生徒会役員選挙や風紀を含めて10月で終わりだ。長かったようで、実際は短かった」
「そうか。それで后ノ宮は……」
「葵……」
「えっ?」
「今度からはその…名前で呼んでほしい……もう光とは長く『友人』として付き合ってきたんだ。そろそろ名前で呼んでくれまいか?」
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