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「…もうこの通学路も最後だね…」
「そうだな…」
学校に着くと、正門に卒業式と書かれた看板が立てられ、校舎前には保護者とその生徒たちで賑わっていた。
「お~い光!」
「おう翔太に、直樹」
「おはよう。柏崎さんも」
「おはよう二人とも」
「相変わらず仲良いな」
「なんだ嫉妬か?」
「今に見てろよ?。絶対作ってやるからよ」
「ああ。直樹は確か医学部の方に進むんだよな?」
「まあ、家系が両親とも医者だからね。僕もそれを継ぐためだよ」
「もし怪我とかしたら、お前に見てもらうわ」
「言っておくけど、料金二倍だからね」
「ひでぇなおい」
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