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どうも。俺の名前は天城 光<アマギ ヒカル>。桜ノ宮高校に在する健全な高校二年生だ。
そして俺はまだ布団の中。
だがそこに気持ち良く寝ていた俺に邪魔する者が一人存在する。
ガチャリ…。キィィ…
静かに音を立てず、忍の如くゆっくり。それは迫って来た。
「光くん。学校だから、起きて……」
来ているとも知らず爆睡していた俺にさらに厚みを掛けた。
ヒヤリと腹部が……って冷たっ!!
ガバッ!!布団から起き上がると、隣にはやはり。
「おはよ、光くん♪」
「何してんだよ?」
「何って起こしに来たんだよ?」
「……じゃあさっき右手に隠している物は何だ?」
「ドライアイス♪」
「バカかッ!!くっついて皮膚から離れなくなるだろうが!!」
しかもこの野郎ゴム手袋してやがる……!
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