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こんなことを命令するのは、一番隊副隊長くらいである。冷静沈着で、仕事が一番出来る優秀な人材。
なのだが、一つ欠点がある。
カゲトにたいして、異常なほどの恋愛感情を抱いているため、仕事中の表の顔と、カゲトに見せる裏の顔があるのだ。
と、そうこうしているうちに訓練兵たちが数名帰ってきた。全員からは疲れの色が見える。
「お~っす訓練兵たち☆どうしたどうした?元気が足りないぞぉ~?」
「み、ミラさん…あの距離を往復して、さらに動き回ったんですから…元気なんてありませんよ…」
ぐったりした茶髪の男訓練兵がミラに、気の抜けた笑みを見せながら応える。
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