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××40年、3月3日。晴れのち曇り。
『ーーーーこちらNo.09。一体のミリタントを発見、交戦に入る!』
耳に着けた小型無線機から、一切の雑音なく、音声が脳内へと響き渡っていく。
これのせいで好きな風の音を感じられないじゃいか、っととある少年は舌打ちをする。
『ーーーーこちら司令部。No.09、様子を見て、交戦に入れ!必ず数人でかかれ!』
『うわっ!うわぁぁぁ!!…』
と、No.09の声が途絶え、一斉にノイズへと切り替わり、耳を刺す。
『No.09!No.09!くそっ!……訓練兵の癖に前へ出すぎるからだ…』
舌打ちをしながらも、少年は考える。
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