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その後静恵さんが開いた歓迎会でお酒が出たのだ。
酒弱な静恵さんはすぐにダウン…正直飲むなって話だ。
早紀さんは酒乱だった、俺にジュースと間違えて酒の飲ませ、潰れてしまった。
気がついたら凄く良い女が一緒にベットに寝ていたわけだ、お互いまさかの服を着ていない状況だ。
これはつまり早紀さんが来て早々に俺がやらかしたことは間違いない…記憶が無いからと言って言い訳をするのは格好悪い。
「んん、あれ~なんで由夜くんがここに居るの?」
寝ぼけ眼な早紀さんは、そう言いながら目を擦った。
無防備な早紀さんは可愛すぎるな、ちきしょう。
「えーと…正直色々わからない事がありますが、昨日件、俺でよければお願いします」
「う~ん、由夜くんが私の奴隷になる件?」
「ち、違いますよ、俺と結婚を前提に付き合わないかって話ですよ」
奴隷の話なんて一切出なかったのにな。
早紀さんは凄く不気味な表情を浮かべた。
淫靡とでも言うのか、舌で唇を舐める仕草とか絶対似合うな。
「ふひひ、じゃあ今から私と由夜くんは恋人関係なんだ、じゃあとりあえず足の指でも舐めて?」
「は?ちょっと言ってる意味がわからな…」
「舐めなきゃ静恵さんに強姦されたって言うわよ?なんなら警察に行って由夜くんの人生めちゃくちゃにしてあげようか?」
平然と言ってのけた早紀さんはまた不気味に笑っていた。
もしかしたら俺は人生最大の失敗をしてしまったのかもしれない。
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