~第三章・大切なのは気持ちなんだよな~

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早速実行。 綾が先に入ると、俺は何食わぬ顔で風呂に入った。 素晴らしいぐらいのスタイルの良さに呆気取られた。 ツインテールじゃないのはとても新鮮でこれはこれで可愛く魅了される。 「ゆ、ゆ……由夜?」 「俺もレベルアップしたんだ、いつまでも舐めてもらっては困るよ」 頭を洗おう、そう思いシャワーを頭にかけシャンプーを使おうと手を伸ばした…が、止まった。 「エマージェンシー、エマージェンシー、これより危険性が高いためフィフスフェイズに移行します」 「な、なんだと…ふんぎゅ」 拳が脳天に勢いよく落ちてきて全身が痛みに震えた。 逃げようにも体が動けない。 防御は腰に巻いたタオル一枚。 相手は暴走状態の綾…フェイズはフィフス…終わった。 「目標、高坂由夜、駆…」 「綾、愛してる」 「え、あ……私も愛してる」 まだ生きたいという俺の魂が紡ぎだした言葉は綾を止めた。 だがしかし綾を確認すると湯舟からあがったわけで…。 「エマージェンシー、エマージェンシー、これより危険性が高いためフィフスフェイズに移行します」 「ぐはっ……役得だった……か」 綾の拳が俺の顎を捉えると意識を持っていかれ…。 「がしゅん…あ、綾、脳天はやめろ、脳が揺れるんだ…ごぽっ」 「目標、高坂由夜、駆逐」 ハイリスクハイリターンの株式とかやめようと心に誓った。
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