~第十三章・ランドで遊ぼう、伏線の新キャラ、後生徒会~

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合流するとえらい大人数になってしまった。 俺を含め男は五人、女も五人…しかも可愛いとか美人な人しかいない。 綾、沙羅、静恵さん、会長…色々な美人や可愛い人を見ている俺がそう思うんだから、仮に並んだとしても同じようなレベルに違いない。 よくまあ揃えたな…きっと地獄をみてそれでも諦めなかった努力の結晶なんだろう。 中でもリーダー格みたいな、積極的な子が一番可愛い…こちらと目があうと、笑いかけてきた。 女子のみのお嬢様学校らしいから堅苦しいのかと感じたけどそうでもないみたいだ。 「では自己紹介から入りましょうか、僕は天沢翔です、趣味は天体観測です」 天沢が不気味なぐらいに安定してやがる。つうか気合い入りすぎだろ…ランドに入ってテーブル席に座り話し込む。 だが天沢が完璧に決めたせいか、後奴らの印象がなんだか微妙…気のせいか、俺の時だけひそひそした感じがあり不愉快になった。 団体行動で行くみたいだけど、俺ははけた。 手筈通りだ、天沢がそうして欲しいと頼み込んできたし、他の男子も目が訴えていたしな。 勿論充分な見返りはある…学食の一週間奢り。 「でも一人でどうすっかなあ」 動物の着ぐるみ着たパレードみるとかはキツイ…だって一人だぜ?無理だよ。 色んなアトラクション回るにも一人じゃなんだか悲しいし虚しい。 「そんなに嫌なら一緒に回ってあげるよっ!」 「わっ、え?」 腕にしがみついてきたのは先程のリーダー格の女性、確か西園寺涼香、その人だった。
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