ステップ2~第二の使徒……直枝由佳~

10/21
前へ
/37ページ
次へ
「お、俺は全然気にしてないからさ……それより由佳ちゃんお腹すいてない……飯作るよ。」 「まひるがやるから兄ぃは待ってて…由佳ちゃん…オムライスでいい?」 「そ、そうね。」 ニコニコしながら目の前の台所に足を進めたまひるちゃん。 それと同時に由佳ちゃんが裾を引っ張ってきた。 「あんた……両親なくしたまひるにつけ込んだんでしょ?」 「んなことしないって……まひるちゃんがきてまだ一週間も経ってないんだよ?」 「確かに……じゃあなにまひるのやつはこんな変態を好きになったと…しっかしまひるがあんなに凄いオーラ放つなんて…優しいまひるを返して。」 「まひるちゃんは優しいよ…ビックリしたけど……それより俺は居間で寝るからまひるちゃんと2人布団で寝ていいから…。」 「そんなことしたら私がまひるに殺されるわよ……それよりなんで押し入れだめなのよ?」 そうだよな……まあ普通は聞くよな。 「散らかってるから……だから居間でタオルケットかけて寝るからいいって…まひるちゃんには俺から説明しとくから。」 由佳ちゃんはしぶしぶ納得したみたいで視線をテレビに移した。 よし……俺ナイス。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

69人が本棚に入れています
本棚に追加