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「バカか俺はっ。」
家の前でそう呟いた。
この両手の荷物。
うん全部PCゲー…。
近くにあるんだよなPCゲー置いてある店。
俺はそんな店が近くにあるせいだと思うんだ…勿論良い意味でも悪い意味でもさ。
だってふらっと寄っただけで安いから買い込んじゃうわけじゃんか。
そりゃあ直接PCに落とせばいい話なんだけど……だってねえ。
いやいまはそんなことはいいんだ……それよりどうやってこれをバレずに運ぶかだ。
バタン
「兄ぃおかえりっ。」
そんなことを考えてつっ立っていると笑顔が可愛いまひるちゃんがドアを開けて抱きついてきた。
撫でてあげたいが両手が塞がっているから変わり頬ずりした。
「きゅははは…兄ぃくすぐったいよお。」
「和む……さて部屋に入ろうか。」
「うん。兄ぃ…まひるも持つよ?」
「ありがとうねまひるちゃん。でもこれはいいんだ。」
「うんわかった。じゃあ入ろ。」
聞き分けの良い子だなまひるちゃんは……。
そして俺もまひるちゃんの後を追って部屋に入ったわけだが……。
「あ……アーーーーーーーーーーーーーーッ。」
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