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「あらら~……まひるったらちょっと大胆すぎない?」
長く赤い髪がドアの前で揺らめく。
可愛い小さな女の子……それはまさしく幼女。
ついに現れたか……わかっていた。…第一の幼女がまひるちゃんなら第二第三と続くとわかっていた。
「あんたが真一郎なんでしょ………私は直枝由佳、まひるの友達よ。今日からこの家にお世話になるわ。勿論いやとは言わないわよね?」
「………………。」
「あれ……兄ぃ?」
「情けないわねえ……そいつ気絶してるわよ。」
「由佳ちゃんそいつじゃないよ。兄ぃだよ。」
「うう……睨まないでよ……わかったわよ……真一郎気絶してるわよ。」
「ど、どうすればいいの由佳ちゃん……。」
「顔を湯船につければ起きるわよ。」
「うん……やってみる。」
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