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「兄ぃ……まひる重かったでしょ?」
「全然そんなことないって……朝から色々させちゃって悪かったね。」
バスが着くまで2つ前ぐらいで起きたまひるちゃんは俺を確認するなり人目も気にせず唇を重ねてきました。
うれしいがさすがの俺もその車内に留まることはできずに降りて今は2人仲良く歩いている。
無論手は繋いでいる。
「ううん。まひるは全然平気だよ。兄ぃのためならなんでもできるよ?」
エッヘンと得意げに言うがあんまり彼女に無理はさせないようにしよう。
「まひるちゃんありがとうね。よしよし。」
「ふにゅ……兄ぃに撫でられるの気持ちいい。」
まひるちゃんの髪はサラサラしてるから撫でるこっちもいい気持ちになる。
しっかし2つ手前で降りたのは失敗したな。
まだ相当時間かかりそうだし…。
「まひるちゃん…少し遅刻しそうだけど大丈夫かな?」
「大丈夫だよ…兄ぃがいるから。」
なんかよくわからないけどまあいいか。
さて…俺はそう言うわけにもいかないんだよな。
単位落とすのだけは避けたいからとりあえず1限だけ知り合いに出席頼もう。
飯奢るはめになるが安いものだ。
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