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「でも親御さんが心配するんじゃない?」
「心配なんかしてないわよあいつらは……。そもそもそんなことあんたに関係ないでしょ。」
ちきしょう……風呂から出た俺は歯がゆい気持ちでまひるちゃんを交えて由佳ちゃんと話をしていた。
内容はこうだ。由佳ちゃんの両親が別居中で、親戚の家に預けられてたのだがその親戚の人達と馴染めず困っていた。友達のまひるちゃんに相談したら俺に話してみるって言って家に帰ったまひるちゃんのあとをつけてたら今に至ったらしい。
「兄ぃ……由佳ちゃんはまひるのお友達なの……一緒に住んじゃだめ?」
全くまひるちゃんは優しい子だ。
「わかった。由佳ちゃん今日からよろしく。」
「最初からそういえばいいのよ…まっどうせだめだったら腹いせにこのカメラを警察に届けるつもりだったけど……それと私に変なことしたら殺すからね?」
口の減らない幼女だった。
「それと親御さんには連絡しなきゃだめだよ?…あとその親戚の人にも。」
「その辺はうまくやるわよ。」
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