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「え、えっとまひるちゃん…大丈夫?」
「兄ぃ……お化け怖いよ~。」
まひるちゃんがそのくちだったか。
純粋なまひるちゃんらしい…というか泣き顔のまひるちゃんもなかなか……。
俺はまひるちゃんの両脇を掴みあげ優しく抱っこした。
「ごめんねまひるちゃん…怖がらせちゃって……少しは落ち着いた。」
「う、うん。そもそも兄ぃがいるからまひるはお化けなんかきても全然平気だったの。」
まひるちゃんは俺の肩に頭をゴロゴロさせてきた。
その仕草とまひるちゃん用のシャンプーと石鹸の香りで頭を犯された俺はついまひるちゃんを抱っこする手をお尻まで下げてしまった。
まひるちゃんはそんなこと気にしないようで…。
この勢いならパンツの中に手を突っ込んでもバレなさそうだ。
「いやバレるか…あっはははは。」
「あ、もしもし警察ですか。」
「はいやっ。」
俺はまひるちゃんを抱えたまま由佳ちゃんの持つ電話を所定の位置に戻した。
わずか2秒の出来事だった。
ぐはっ……人体を超えた力2回目の反動が…。
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