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人体を超えた力2回目反動に連なって由佳ちゃんが足にタックルしてきた。
俺は踏ん張れず尻餅をついてしまった。
「まひる……こいつはやっぱり野獣よ変態よ。早く警察いきましょっ。」
そう言ってまひるちゃんを引っ張る由佳ちゃん…。
はあ~……終わった。
止めようにも体が動かねえ。
つうか内心めんどくさくなった……別に振り回されんのが好きなわけじゃねえし……それに警察に事情を話せばわかってくれるだろう。
しかしまひるちゃんは座ったまま動かない。
それでも無理に由佳ちゃんはまひるちゃんの手を引っ張る。
「ほら……だってあいついままひるのお尻さわったんだよ……立ち上がったわね、あいつがひるんでる隙ににげま………え。」
パシンとなにかを叩くような音が聞こえた。
頬を抑えて唖然とする由佳ちゃん……まひるちゃんがビンタをかましたんだろうか。
「由佳ちゃん……兄ぃになにしてんの?」
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