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寝顔はいつものように良くない。
目元は腫れていて鼻も少し赤い。
泣き疲れて寝た…そんな感じだろうか。
俺はやっぱり色々勘違いしてたんだと思う。
これはゲームじゃない…現実だ。
だから自分の思い通りにいかないなんて当然だ。
優しく彼女の頭を撫でるが彼女の表情は和らがない。
つうかこんな時に眠くなるという最悪の事態。
まあやることがないししょうがない。
とりあえずまひるちゃんをベッドの端に移す。
相変わらず軽いな、まひるちゃんの体は。
そして俺に静かにベッドに進入。
「すぅーにゅー。」
すぐにまひるちゃんの愛らしい寝息が聞こえてくる。
さて次は寝方だ。
まひるちゃんに抱きついて寝るのは簡単だ。
だがそれだとまひるちゃんが寝にくそうで可哀想だ。
だがまひるちゃんに触れていたい。
多分この感情は一時の欲情とかそんなんじゃない。
純粋に彼女を安心させたいだけだ。
だから彼女を俺の上に乗せてみた。
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