42人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぐふ…親になんてことをするんだ…。」
「まあこれで勘弁してやんよ。とりあえず帰るわ。」
親父は尻を叩きながら起き上がった。
「よいしょ…気をつけて帰るんだぞ。それとまひるたんを泣かせるな…次うちにまひるたんがきたらさすがに許さんぞ?」
「たんやめろ気持ち悪い…まあわかったよ…じゃあな母さんによろしく。」
親父はああ、と呟いて家に戻っていった。
すぐさままひるちゃんのところに戻ると石で地面にお絵かきしていた。
「お待たせまひるちゃん…いこうか。」
「うん。」
幼女らしい手の叩き方をしてから俺が持ち上げ後ろにのせた。
「ちゃんと捕まっててね。」
ヘルメットをまひるちゃんにつけながらそう言った。
「うん。ぎゅってしてる。」
まひるちゃんが俺に抱きついてきたのを確認してエンジンをいれた。
途中由佳ちゃんの分も含めてファーストフードを買って帰ろうか。
最初のコメントを投稿しよう!