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「なん……だと。」
俺は部屋に入ってそんなことを言った。
テーブルの上には由佳ちゃんの手料理ある。
いやここまではなんの問題もない。
そういえば家を出るとき由佳ちゃんに洗濯と料理を任せたからな。
ファーストフードは無くてもよかったな……じゃなくて。
「由佳ちゃーん…なんで…なんで夕食が4人分なんですかー。」
「いま集中してるから話しかけないで。」
例の如く由佳ちゃんはPCゲームをしている。
まあ夕食も洗濯も終わってるわけだし問題ないだろう。
「まひるちゃん…どう思う?」
「まひるはいっぱい食べれないの…ごめんね兄ぃ。」
いや違うんだまひるちゃん…そんなに落ち込まないで。
そんなときトイレの水洗が流れた。
水洗が流れた…。
水洗が流れた。
有り得ない…有り得ないんだよ。
俺とまひるちゃんはいま抱き合ってる。
ぎゅうぎゅうしながら。
ぷにぷにしながらなっ。
そして由佳ちゃんはPC。
この家には3人しかいない。
それはつまり…。
「そこのトイレにいるやつ…正体を見せやがれっ。」
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