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「あんまり無駄遣いは駄目だけどお金ないなら俺に言えばいいよ…とりあえず今月のお小遣いね。」
とりま2000円を渡した。
俺は中学生の頃のお小遣いは1000円だったから時代も変わったしこのぐらいだろう。
「あ、ありがとう。」
「それと心配してるかも知れないから今度由佳ちゃんの両親かその親戚には連絡するよ?」
俺は構わないけどやっぱり心配するだろう。
「そうね。了解してやるわ。ほら気高き私に抱きつきなさい」
俺を見ながら照れくさそうにそう言った。
「はい?」
「お小遣いくれたでしょ?それに住まわせて貰ってるしこれでも恩は感じてるのよ?」
案外律儀な幼女なんだな由佳ちゃんは…。
「俺は別にそういうつもりはないよ。それに恩なんて感じなくていいさ。俺もまひるちゃんも家族が増えて嬉しいからね。」
何かを得るためにするってことはあまり好きじゃない。
やりたいからする…それがベストな生き方だ。
バイクからヘルメットをかぶり由佳ちゃんに渡そうとしたら何か衝撃が…。
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