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「まひるちゃん、お手洗い届く?」
「全然届かないよ?」
マジ幼女用の洗面台とか作れよ…日本終わるぞ。
仕方ないので男子トイレに…女子トイレなんて行ったらさすがに捕まるからね。
素早くまひるちゃんを抱えて顔と手を洗ってからハンカチで拭いた。
久々に俺の得意とする紳士的な行動ができた。
「兄ぃごめんね、迷惑かけて…。」
「そんなこと気にしなくていいよ。俺だってまひるちゃんに迷惑かけてるんだからお互い様だよ。だから今後は謝るとかじゃなくてありがとうにしよう?」
こんな愛らしい子に試練を与えるなんて神様なんてものはまやかし以外の何者でもない。
「うん、じゃあ兄ぃありがとう。」
こんなに笑って可愛い子なんて日本に何人もいないだろうな。
まひるちゃんにはずっとニコニコしててほしいよ、ほんと。
席に戻る僅かな時間でも…と思いまひるちゃんを抱き上げた。
「どう致しまして…戻ろうか。」
「うん。兄ぃ今日はずっと抱っこしてて?」
「それは全然良いけど…まひるちゃんは行きたいところないの?」
「まひるは兄ぃと居ればどこにもいかなくてもいいんだよ?それに兄ぃに抱っこされてると安心するの。」
「わかった。暇なときはいつ何時でもまひるちゃんを抱っこすることを俺は自分の魂に誓うよ。」
まひるちゃんはよく意味がわからないみたいだがニコニコしてた。
ペドの気持ちがわかり始めた俺だった。
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