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端からみたらただの変態だよな。
なに前後に幼女抱えてしかも手も繋いで…。
「みんな帰ろっか。」
「まひるはいいよ?」
相変わらずまひるちゃんは俺に顔をこすりつけたり色々している。
猫みたいな子だ。
「私もそうした方がいいと思います。真一郎さんが捕まったら困ります。」
自覚あるなら胸を押し付けないでね、そよかちゃん。
「なら私も家でいいわよ。」
「だから由佳ちゃん俺の手をいれ…いだ。」
また臑蹴られたし…意味分からん。
普段人が通らない道を歩いているのに今日に限って人がいる。
すれ違う人すれ違う人皆が俺を凝視してから顔を背ける。
本来ならそんな屈辱的行為されたらボコボコにしてやる…だが幼女等の手前なにもできない。
かじったレベルのボクシングだがな…。
「兄ぃ…帰ったらチューしてくれる?」
してくれる?だってさ…俺が欲望に忠実な獣だったら危なかったぜ、まひるちゃん。
「いいよ。」
「ありがとう兄ぃ。」
「私は駄目ですか?」
小さい声がした…そよかちゃんだ。
断ったら泣かれそうだなあ。断るわけにはいないよな…でもまひるちゃんが…。
俺は悟りを開き脳内相談を開始……結論→聞こえなかったふり。
「真一郎さん…私にもキスしてください。」
聞こえない…なにも聞こえない。
まひるちゃんの青い髪は遺伝か…いやならまひるちゃんはハーフになるだろう…深く考えたら負けだな。
「ぽえ……ふええええええええん。」
無視したら泣くという結論が出なかったんだ。
ちきしょう…ミステイクだぜ。
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