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「兄ぃ、そよかちゃん泣かせちゃだめだよ?」
なんだかまひるちゃんに叱られるとなにも言えなくなってしまう。
「うう…ごめんなさい…そよかちゃんごめんね。」
俺が悪いのか…まあ俺が悪い。
由佳ちゃんもさっきから俺の足を蹴りとばしているからね。
「ぽえ……じゃあ?」
「とりあえず家に帰ろうね。」
家に着けばなんとかなるさ、うん。
「私だけ省くのね。ま、別にいいけど…。」
由佳ちゃんは俺に聞こえるようにそう言った。
ツンデレは本当に扱いづらい。
多分俺からいって俺が悪者じゃないとだめだよな。
後で言おう。
「まひるちゃん…それ楽しい?」
まひるちゃんは相変わらず俺の首筋に吸いつくというサービスをしてくれている。
頼んだわけじゃないからあれだがすごく気になる。
「うん。なんだか甘い味がするんだよ?」
甘いのはまひるちゃんだよ。
しかしあれだ…絶え間なく何かが起こり楽しいちゃあ楽しいが、疲れるのが否めない。
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