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夕食の後美沙さんが部屋を訪ねてきてそよかちゃんを連れて帰った。
何でも親戚に不幸があったらしい。しかしそれを聞いたそよかちゃんがあまり驚いてなかったので、あまり面識がない親戚だろう。
そう言えば学校で夕を見なかった。朝も連絡したのに電話に出ないし…。
だがそんなことを考える余裕があまりない。
「由佳ちゃん、まひるちゃんそろそろ風呂に入った方がいいんじゃないかな?」
「せっかく私が抱きついてるのになんなのよその態度?」
「兄ぃが一緒に入るならいいよ?」
俺は頭をかきながら抱きついてくる2人の幼女の対応に追われている。
限りなくヘブンに近いのはわかるが…。
「いやでも風呂入ってどうせ一緒に寝るんだし問題ないんじゃないかな?」
「じゃあ私も真一郎が一緒に入らなきゃやだ。」
由佳ちゃんにはなんだか裏がない。ならこれは俺が好かれたということか。
嬉しいんだが新鮮すぎてどうしたものか…。
軽くため息をついて3人で風呂へと向かった。
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