27人が本棚に入れています
本棚に追加
夏…summer…海…スイカ。
とにかく色々イベントがある季節。
あれから日常に変化はなく無事にテストを終え今日から夏休み。
3人も今日からなのは付属の学校だからに違いない。
「あぢー…もうーなんでエアコンつかないのよ。」
そう言いながら由佳ちゃんが部屋をゴロゴロしている。
エアコンが何故だか知らんが昨日から不調で今日には電源すら入らなくなった。
「動くと体があったまりますから余計に熱くなりますよ?」
そよかちゃんは本を片手に由佳ちゃんを諭したが由佳ちゃんは聞く耳持たずゴロゴロしている。
まひるちゃんはというと相変わらず俺に抱きついている。
多分家に居る間…つうか俺と居る間は家事をしているとき以外ずっとベタベタしていた。
最近はもうずっとこんな感じだ。思うにまひるちゃんは多分まだ甘えたりないんだと思う。
なら俺は甘えられる存在じゃないといけない。
由佳ちゃんもそよかちゃんもそれを感じてるみたいでなにも言わない。
いや由佳ちゃんは背中とか抓ってくるけど…。
「じゃあ明日はみんなで海でもいこうか?」
「賛成ー…真一郎のくせになかなか良いアイデアだすじゃない。」
「私も賛成です。」
「兄ぃ、まだ今日チューしてないよ?」
最初のコメントを投稿しよう!