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しかしここまで賑やかな夕食なんて初めてかもしれない。高校の頃は泊まって飲み会やらをやったりしたが、それとは違うなんだか優しい意味で賑やかというか…。
食べ終えた由佳ちゃん、夕、美沙さんはなんだかオークションみたいなのを開始していた。
関わらないようにし……。
「由佳ちゃん、ちょっとそのネガみせてくれるかい?」
「いやよ。」
「ああ、破らないか心配なのか…なら小指持っててよ。破ったら折っていいからさ。」
そういうとしぶしぶ納得したようだ。小指を持たせ俺はネガを再確認した。
先ほどは遠くから視界に入ったから見間違えかとか思ったりもした。
「由佳ちゃん、なんでもするからこのネガをくれないか?頼むよ。」
真剣な表情で彼女をみると彼女は答えるように指を離した。
「もうーせっかく桜井くんの裸のネガが手にはいると思ったのに。」
「これをネタにセフレになる計画が崩れました。」
俺の耳にはそんな言葉が聞こえたがいつものように突っ込む余裕がなかった。
すぐにベランダに出てテーブルにおいてあったマッチでネガを焼いた。
「どうしたの兄ぃ?」
「なんでもないよ、まひるちゃん。ささっ部屋に戻ろう。」
そういって俺はまひるちゃんを部屋に戻した。
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