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さて、風呂も終わり残りは寝るだけだ。結局みんなで入るのが定番になりつつあるのだが……まあ家族だし、と片付ける俺は手遅れなのはわかっている。
まひるちゃんは先に寝かしつけ由佳ちゃんとそよかちゃんには起きててもらった。
「なによ、話でもあるの?眠いわ。」
「ぽえ~…眠いです。」
「ごめんね、起きててもらって…大したことじゃないんだ。」
本当に大したことじゃない。
由佳ちゃんはゲームしてるから関係だろ…まあわかる、旅行に行ったから積みの消化が始まったのだろう。
「別に話ってほどじゃないけどまひるちゃんのこと少し目にかけてくれないかな?」
「はあ?意味わかんないけど。」
「気にかけてほしい、のほうがあってるんじゃないでしょうか?」
う……確かに。
「ほら、まひるちゃんって体調崩しても無理するからさ。」
「そういうことか。はいはいわかったわよ、純粋なまひるをどうやってやるか考える主人公さん。」
「さすがにそれは思っても口にしちゃいけないよ。」
「わかりました。ふあ~あ。」
なんか心を痛めたけどわかってくれたならいい。そよかちゃんはすぐに布団に潜っていった。
「あんたが気にかければいいんじゃない?」
「でも学校…つうか授業受ける場所が違うからさすがにずっと一緒にいれないからさ。」
「それもそうね。ねえ、これのハードすごい難しいんだけど。」
「ここはこのテオロをいけにえに捧げて柚木と力ちゃんで逃げながらいけばいいよ。」
そうだな…もしかしたら由佳ちゃんとそよかちゃんはわかっているかもしれない。
わざわざ言うことでもなかったか。
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