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少しして落ち着いたわけだが…。
「まひるちゃん、指を噛んだら痛いよ。」
「らってなにぃのゆひはほひいんだよ?」
一瞬あまりの可愛さに血の巡りの良さが半端じゃなくなりそうだったが、なんとか回避。
まあまひるちゃんは可愛いから好きにさせとく。
「由佳ちゃん、なんで服の中に入り込んでいるんだい?」
「暇だからよっ…なんか文句でもあるの?」
いや文句はないけど…まあいいか暖かいし良い香りがするし。
それにもはやツンツンスキルは魅力になりつつあるからね。
「そしてそよかちゃん、君のそれは本当にありがたいよ。」
「そ、そうですか…よかったです。」
そよかちゃんは俺のフリーな背中に抱き着いている。
目をつむると浮かぶ…そよかちゃんの胸が背中で潰れているのが…。
「いつもこうなんですか?」
「ええ、そよかの話だと家ではもっとすごいことしてるらしいですよ。」
少し隅の方で二人がなにやら話していたがまあほうっておこう。
どうせこんな状態なんで、晒し者になってるわけだし…それに幸せだから悔いはない。
「でもみんな幸せそうですね。」
「それは間違いないんじゃないですか。桜井さんもまひるちゃんも由佳ちゃん…そしてそよかもあんなに笑っているんですから。」
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