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「まひるちゃんとそよかちゃんは?」
「さあ、そのうちここに辿りつくわよ…それと…ダンスのこと、ありがと。」
後半聞こえないぐらい小さく喋ったがまあ大体わかる。
「んなことで、いちいち礼なんていらないよ。それより親御さんはやっぱり来てないかい?」
「くるわけないでしょ、私なんてどうでもいいんだから…。」
そうは言ってるけどまひるちゃん、由佳ちゃん、そよかちゃん達が個別に俺達を探していたなら多分由佳ちゃんは親も探して居たんだろうな。
「俺が由佳ちゃんを応援するよ、それこそそこいらのおばちゃんおじちゃん連中より大声でね。」
「そ、そう…そうだ、そろそろ二人も連れて来るわ…真一郎、最後にちょっとこっちに顔近付けて。」
言われるがままに顔を近付けるとキスというよりチュッとされた。
「ほんとありがと…また後でね。」
「ああ、ここからはてしない声援を送るよ。」
なんだか素直な由佳ちゃんも悪くないな。
いや、素直にさせるようにすればいいはなしか。
「桜井さんはまひるちゃんにも由佳ちゃんにもそよかにも平気であんなことさせてるんですか?」
「うちはアメリカンなんで…え、美沙さん?」
「はい、どうかしましたか?」
「い、いえ…別に。」
なんだか美沙さんは更に若々しくなっていた。
メイクを変えるだけでこんなに変わるのか…少しエロさをかく気がするが、若々しくなったのをプラスするといつもと同じ、もしくはそれ以上な気がした。
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