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あとどのぐらいこうしてまひるちゃんが俺やみんなの側にいられるのだろう。
そうして思考している感にも次々とレースが始まっていきついにまひるちゃんが走る番を迎えていた。
いかんいかん…楽しく振る舞わなければ。
「位置について、よーい。」
パンッとピストルがなりまひるちゃんが走り出す。
「いけーまひるちゃーん。」
さすがはまひるちゃん、後続を突き放しダントツの一位。
しかしこれは借り物競走だ、早いだけじゃだめだろう…運もいる。
早速まひるちゃんは紙を開けて確認すると一目散にこちらに駆けてきた。
さて、なにが必要なんだまひるちゃん。
「兄ぃ一緒にきて。」
「任せてっ。」
まひるちゃんに手を引かれ一位でゴールテープを切った。
なんだか清々しいな。
「では確認しますね。」
そういってまひるちゃんからお題の書いてある紙を受け取った先生。
しかし首を傾げている。
「まひるちゃん、ちなみにお題なに?」
「メガネだよ。」
「あの、俺関係ないよね?」
「そんなことないよ、兄ぃはメガネかけたら似合いそうだったから。」
発想が豊かな子ですね。
当然失格になり最下位になる可愛いまひるちゃんだった。
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