15人が本棚に入れています
本棚に追加
時間は流れて行く…一日が何故24時間しかないのだろうか。
親父から貰った資料には期待した内容はなかったが、結論は出ていた。
要はもうまひるちゃんを救えないらしい。
それでも良いこともあった。俺がまひるちゃんと出会ったのを鮮明に思い出したキッカケだ。
母方の親族に不幸があり泊まりこみで福島の方に行った時だ。
何年前だろう…3年と少し前か。
まひるちゃんが更に幼く園児だった時だろう。
そのときに数日だがまひるちゃんの遊び相手をして結婚するという約束までしたらしい。
本当に俺という人間は残念なことに幼い子が好きらしい。
よくよく考えてみればロリっ子メインのアニメとかゲームが好き時点でおかしい。
ましてやロリっ子を攻略できない時にいらつく時点では手遅れだ。
話は反れたが俺はまひるちゃんを救うことを諦めちゃいない。必ず活路はあるはずだから…。
「はあ~。」
とりあえずため息が出た…別に疲れからではない。勿論時間はないし焦ってはいるが、他のことだ。
もしかしたら今日はまた、まひるちゃんに不愉快な思いをさせるかもしれない。
今日は俺の誕生日だと知っている夕が家にくる。
毎年の恒例行事だ。10月の最後の週という学祭の準備やらで忙しいのでいいと言ったが、美紗さんが来るというのでは仕方ない。
けれどもし二人がまひるちゃんを忘れていたら…と不安もある。
それこそもう半月ほどしか猶予がないし由佳ちゃんだってそよかちゃんだっていつそれがくるかわからない。
ちなみにまひるちゃんは二人に連れられ出掛けている。一緒に行こうとしたら断られた。
無論こうしている間にも調べは進めているのが俺だ。
最初のコメントを投稿しよう!